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パフォーマンス5分で読めます

Webサイトの表示速度は、技術ではなくコンバージョンの問題

Core Web Vitalsが実際に示しているもの、現実的な予算で何ができるのか、そして売上を動かす改善と、スコアを動かすだけの改善の違いを解説します。

Webサイトが遅いと感じると、話はたいてい技術的な方向へ進みます。スコア、プラグイン、サーバー。けれど訪問者が体験しているのは、Lighthouseのスコアではありません。「待ち時間」です。そして待っている間に、その会社が信頼に値するかどうかを判断しています。表示速度はブランドの第一印象であり、その印象は一文字も読まれないうちに決まっているのです。

私たちは自社サイトをこの考え方で作り直し、すべてのお客様の案件にも同じアプローチを取り入れています。ここでは、表示速度をビジネスの課題としてどう捉えるか、そして本当に効果が出るポイントはどこかをご紹介します。

訪問者が実際に感じていること

GoogleのCore Web Vitalsが判断の目安として役に立つのは、それぞれの指標が人の体感と結びついているからです。

  • Largest Contentful Paint(LCP):メインのコンテンツが表示されるまでの時間。Googleは2.5秒以下を「良好」としています。
  • Interaction to Next Paint(INP):タップやクリックに対して、ページがどれだけ素早く反応するか。200ミリ秒以下が良好です。
  • Cumulative Layout Shift(CLS):読み込み中に要素がずれて、誤タップを招いていないか。0.1以下が良好です。

これらはGoogleがページエクスペリエンスを評価する要素の一部でもあるため、検索での露出にも関わります。しかし、気にかけるべきもっと大きな理由はシンプルです。すぐに表示され、即座に反応し、画面がずれないページはプロフェッショナルに感じられます。もたつくページは、リスクに感じられるのです。

遅いWebサイトは、どこで時間を失っているのか

私たちが診断を行うと、毎回同じいくつかの原因が見つかります。そのほとんどは、サイトを作り直さなくても解決できます。

大きすぎる画像

カメラから書き出したままのメインビジュアルは、数メガバイトになることもあります。ページのほかの要素をすべて合わせたよりも重いのです。WebPやAVIFといった新しい形式で、画面に実際に必要なサイズに合わせて配信する。多くの場合、それだけでもっとも大きな改善が得られます。

JavaScriptが多すぎ、読み込みも早すぎる

チャットウィジェット、スライダー、アニメーションライブラリ、トラッキングピクセル、ページビルダー。これらはすべて、ページが操作できるようになる前にブラウザがダウンロードして実行しなければならないスクリプトを増やします。その大半は、最初の画面には必要ありません。ページが表示されてから読み込む、あるいは誰も使っていないものを削除する。それだけで、見た目を変えずにサイトの体感速度は一気に上がります。

アクセスのたびに生成されるページ

アクセスのたびにサーバーがデータベースに問い合わせ、ページを一から組み立てているなら、訪問者は毎回その処理を待つことになります。データベースが遅かったり遠かったりすれば、待ち時間はさらに延びます。ページを事前に生成し、訪問者に近いCDNから配信すれば、この待ち時間はなくなります。それでも、コンテンツが変わったときにはページを自動で更新できます。

顧客から遠いホスティング

距離は、あらゆるリクエストに遅延を加えます。顧客が南アジアにいてサーバーが米国にあれば、何かが表示される前に、往復のたびに時間のコストがかかります。静的ファイルにはCDNを使い、サーバーはデータベースや顧客に近いリージョンに置く。これで解決できます。

最速のリクエストとは、サーバーを待つ必要のないリクエストです。事前に生成できるものは生成し、できないものはキャッシュし、最初の画面は軽く保つ。

スコアだけでなく、売上を動かす改善

すべての最適化が同じ価値を持つわけではありません。満点の100を追いかけると、訪問者が気づきもしない改善に何週間も費やすことになりかねません。私たちは、次の順序で優先順位をつけています。

  1. ミドルレンジのスマートフォンとモバイル回線で、最初の画面を速く表示させる。それが本当のユーザー像です。
  2. 問い合わせや購入までの導線を速くする。お問い合わせフォーム、商品ページ、購入手続きなどです。
  3. ボタンやフォームの周りから、レイアウトのずれをなくす。誤タップひとつで見込み客を失う場所だからです。
  4. そのうえで初めて、残りのページやスコアを細かく調整する。

自社サイトを5分でチェックする方法

  • トップページをPageSpeed Insightsで計測し、デスクトップではなくモバイルの結果を確認する。
  • Wi-Fiではなくモバイル回線で、自分のスマートフォンからサイトを開き、操作できるようになるまでの時間を計る。
  • お問い合わせフォームや購入手続きを最後まで試す。ここでのもたつきが、もっとも大きな損失につながります。
  • Google Search ConsoleのCore Web Vitalsレポートで、実際の訪問者がサイトをどう体験しているかを確認する。

数値が悪くても、慌てる必要はありませんし、反射的にサイトを作り直す必要もありません。ほとんどのサイトは、画像の最適化、スクリプトの遅延読み込み、ページのキャッシュで劇的に速くなります。御社のサイトを見てほしい場合は、URLをお送りください。まず何から直すべきか、率直にお伝えします。

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